「三女の涙」

先日、我が家の三女(中学3年生)が高円宮杯全国中学校英語弁論大会、

東京都大会に出場させていただく機会がありました。

 

三女は渋谷区立の中学校に通っておりますが、その中学校は

区立では珍しい英語重点校であり、体育、音楽、技術家庭科、運動会や

文化祭の進行等、全て英語と日本語でやっているような学校です。

その学校の代表として今回の大会に参加させていただいた訳です。

 

 

私自身は英語はからっきしダメでしたが、日本語の弁論大会では

高校生のときに大分県代表となって全国大会に参加した事があります。

ですから、この話を聞いたとき・・・ワクワクした気持ちになりました。

 

 

学校の代表が決まった際、私は三女に「いいか真実! 学校の試験は

何度でもあるが、このような大会に参加できるのはとても名誉な事、

試験勉強は二の次にしてでも全力で取り組みなさい!」

と発破をかけました。

 

そのようにして迎えた本番、彼女は54校中前半27校目の発表でした。

5分の持ち時間、彼女は精一杯のパフォーマンスを見せてくれました。

練習した発音、アイコンタクト、ボディラングエージ、笑顔等、

その全てをバッチリこなし、終わったときは私自身がガッツポーズを

取っておりました。

 

少なくとも、私には今の彼女の全てを出し切り、前半の発表者27名中では

一番の出来にも思えました。

(後半は仕事で中座した為、私はすべての英語弁論を聞けたわけでは

ありません。妻の話によると確実に選ばれるだろうなという生徒が後半に

2名いたとのことでした。)

 

 

ところが・・・審査の結果・・・上位5校の東京都代表には選ばれ

ませんでした。

 

 

負けん気の人一倍強い娘です。

 

私達がどんな慰めの言葉をかけても・・・大粒の涙をこぼすばかりです。

 

数日が経過し、ほとぼりが覚めた頃、彼女に気持ちを確かめたところ、

 

「確かに審査結果には満足していないが、それよりも一人だけ、

完敗というぐらい、素晴らしい発表をした女子がいて、その子に負けたのが

悔しかった」とつぶやきました。

 

我が子ながら・・・「よしよし!それぐらいで丁度良い!」

 

娘の涙は東京都代表の5校に選ばれなかったこともあるでしょうが、それよりも、

完璧に負けたと思える同学年の女子生徒の存在があり、そのことが悔しくて

涙したというのが真相のようです。

そうであるならば、私は嬉しい限りです。

 

今回の努力が実を結ばなかったこと自体は、正直、残念に思います。

しかし、彼女の長い人生においては、完璧に負けたことが

おそらく、良い方に働くことでしょう。

 

この程度の努力では本当に目指す夢は掴めない。

もっともっと、自分を磨いて、本物の輝く自身になった時、

初めて心からの笑顔が得られ、夢の実現に近づくことでしょう。

 

青春してるなー!